27 Sep 2018

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。淡路島で革のモノ作りをしているMarubayashiです。
さて、タイトルにもありますが、最近、革絞りの方法を少し変えました。
それによって時間が大幅に短縮することができたので、そのことについて書いてみたいと思います。
※革絞りについては、以前の記事「革絞りのレザートレイ 〜製作編〜」で詳しく書いていますので、こちらをご覧になると分かりやすいです。
以前の方法
1. 革を水でたっぷりと濡らす(5分程度)
2. 木型にセットする
3. 濡れた革が乾くまで2日ほど乾燥させる
4. 乾いた革に硬化剤を塗って乾かせば完成
時間を短縮する方法
1. 革の床面(裏)に硬化剤を塗る
2. 革の銀面(表)を水で濡らして、余分な水分を拭く
3. 木型にセットする
4. 銀面が乾くまで2〜3時間ほど乾燥させる
5. 乾いた革に硬化剤を塗って乾かせば完成
ポイントは硬化剤を使用することです。これで、乾燥時間が1日は短縮できます。
銀面を濡らす時は、蛇口から流れ落ちる水で直接濡らしていますので、タンクなど水を溜める必要もありません。
木枠から取り外した時点で、硬化剤によって床面は固まっていますので、次の作業がすぐに進められます。
ただ、デメリットもあります。
硬化剤を塗った後は、早く木型にセットしないと革が硬くなってしまいます。
あと、複雑な形状の場合は、通常の水をたっぷりと含ませた時に比べると、やはり革が伸びにくくなります。
これをうまくクリアできれば、早くて安定した革絞りができると思います。
革絞りをされているレザークラフターの方は、ぜひ試してみてください。
マニアックな内容に長い間お付き合いいただいて、ありがとうございました。
この記事で使用している「硬化剤・ハードタイプ」は、下記のサイトでも購入できますので参考にしてみてください。
(2021/01/19 15:28:05時点 Amazon調べ-詳細)
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今後の出展予定はこちらからご覧いただけます。
SNSやショップなどは下記のリンクからご覧いただけます。
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。