いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。淡路島で革のモノ作りをしているMarubayashiです。

    12月もはや8日が過ぎて年末のバタバタとした空気が押し迫ってきました。
    今回のブログは既製品の籠バッグの修理依頼です。


    可愛らしい籠バッグですが、持ち手の付け根が痛んで中の青い芯材が見えています。
    こうなってしまうと見た目も悪いし、強度的にも持ち手が取れてしまうおそれがあります。
    芯材に使われているのはビニールの紐です。ガラ芯やチューブのものはよく見ますがビーニールの紐は初めてです。


    持ち手の糸を見ると、上糸がグレー、下糸がブラウンと違う色で縫ってあります。
    上糸と下糸の色が違うので、ミシンで縫われているのが分かります。

    補修する時は構造上ミシンが使えませんので、手で縫っていきます。
    通常の手縫いは上糸と下糸が同じ色ですが、今回は違う色なので通常の手縫いとは違った糸の通し方で縫っていきます。


    また、縫う時に新しい穴を開けてしまうと強度が下がってしまうおそれがあるので、元々開いていた縫い穴に糸を通して縫います。

    ほどけていた糸を修理して持ち手は全部修理できたのですが、持ち手とバッグ本体を縫い付けている部分が構造上どうしても弱いので、このまま使用し続けると、また外れるおそれがあります。
    補強をかねて縫う箇所を増やしてはどうかと、オーナーの方にご提案させていただきました。


    本体口元の縫い目と同じ高さでもう一箇所しっかりと止めることにしました。
    この場所なら縫い目のラインが続いているように見えるので、もともとのデザインが崩れることもありません。


    縫う箇所が増えたことで、以前とは見違えるほどしっかりとした持ち手になりましたので、これからも愛用していただけると思います。

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