25 May 2019

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。淡路島で革のモノ作りをしているMarubayashiです。
今回の記事は、ファスナーの経年変化についてです。
革の経年変化の記事はよく見かけますが、ファスナーはあまり見かけません。
ファスナーには色んな金属のものが使用され、長く使用していると色などが変化してきます。
一般的なものだと銀色のニッケル。
この金属はあまり変化が目立ちませんので、ほとんど気にならないと思います。
今回ご紹介するのが、ブラックとブラックニッケルです。
8ヶ月ほど使用した長財布のファスナーを、ご紹介したいと思います。
これは試作品だったものを私が使用し続けたものです。
まずはファスナー部分のブラック。
これは使用前の状態です。ツヤありで綺麗です。
そして使用後。
塗装が剥がれはじめて地金の黄色っぽい色が見えはじめています。
ちょっと残念だなぁと感じる方もいらっしゃると思います。
私もそう感じますので、ブラック塗装のファスナーはオススメしていません。
塗装している分、ファスナーの滑りも少し引っかかる感じがします。
オーダー品などで、お客様が強く要望される場合は、経年変化のことまでお伝えしています。
次にスライダー部分のブラックニッケル。
こちらが使用前の新品の状態です。
そして使用後。角の部分が銀色っぽくなっていますが、ブラックと違って自然な感じで経年変化しています。
この変化は許容範囲かなと感じます。
ちなみにブラック塗装とブラックニッケルはよく似ていますが、写真で比べるとこんな感じです。
下のブラックニッケルは金属の雰囲気がしますが、上のブラックは塗料で塗られたような光沢を強く感じます。
長財布やポーチなど、ファスナー付きの革製品を購入される時の参考になればと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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