Marubayashiです。
    いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

    インスタでいつもお世話になっている「momokoさん」から、先月にアマビエチャレンジが来ました。

    アマビエチャレンジとは、菓子型のアマビエを使ってレザークラフトでアイテムを作ります。


    このアマビエの木型は、菓子木型彫刻 京屋の田中さんが彫られたものです。

    菓子型に革をプレスして形を成型する技法なので、革絞りの経験と技術が必要になってきます。

    第1走者はmomokoさん、第2走者は同じくインスタでお世話になってる「さんた屋さん」です。

    お二人とも素敵なアマビエのアイテムを作られています。

    momokoさんのアマビエチャレンジ。
    https://www.instagram.com/p/B_938pLAK1A/

    momokoさんのアマビエチャレンジ。
    https://www.instagram.com/p/CASXc3fAQzc/

    お二方も革絞りをされている方で、momokoさんは菓子型による革絞りを数多くされています。

    お話しを頂いた時に、何を作ろうか少し迷ったのですが、頭の中でピンと閃いたものがあったので、それを形にしてみることにしました。



    閃いたものは「一輪挿し」です。
    思い描いていくうちに、頭の中で完成された形になったので、実際に準備に取り掛かりました。


    これから製作風景をご紹介していきますが、製作に集中するあまり写真を取り忘れている部分がありますが、ご容赦ください。


     
    まずは、一輪挿し用の木型から製作します。写真のように、凸型と凹型を作ります。



    革を水で濡らし、少し引っ張るようにしながら、木型の形に馴染むように押さえていきます。
    この時、写真のようにシワになっていないのがポイントです。



    木型の凸型と凹型を合わせて、クランプで閉じてプレスします。
    革が乾くまで2日ほど待ちます。



    一輪挿しの模様としてに入れる「アマビエ」の型を採っていきます。
    凹型は田中さんを菓子型を使い、凸型はmomokoさんが「おゆプラ」で製作されたものを使います。



    「おゆプラ」とは、お湯で柔らかくなり、冷えると固まるプラスチック粘土です。



    凸型と凹型の間に、濡らした革を挟んでプレスします。
    この時、型にクランプの傷が付かないように、両側を板で保護しておきます。

    使用した革は、ソフトなヌメ革で厚さが0.5mmです。



    この革は薄いので1日で早く乾燥しました。
    クランプを取るとアマビエの姿が出てきました。



    細かな彫りまでしっかりと革が絞れました。
    万度か色んな革で絞りましたが、一番うまく絞れたと思います。



    裏面もしっかりと絞れているのが分かります。



    アマビエの部分は柔らかいので、革を硬くするために硬化剤を塗っておきます。

    革が薄いので、塗りすぎると銀面まで染み込んでシミになるので注意が必要です。



    硬化剤で硬くなったと言っても、手で押すと押しつぶされてしまいますので、グルーガンを使って中にグルーを流し込んでヘコまないようにしておきます。




    裏側から見ると流し込んだグルーはこんな感じです。



    そして革絞りの2回目。
    アマビエを絞った革を、一輪挿しの革に重ね合わせて、もう一度絞ります。



    絞った革が乾燥し、飾りのラインもヘラで浮き上がらせていきます。
    ※アマビエの両側のラインと、頭の上のラインは、2度目に絞る前に仕込んでおきます。



    一輪挿しの部分と、アマビエの模様がうまく一体化したので、エッジの部分に沿わせるように、ヨーロッパ目打ちで穴を開けておきます。



    上の余分な部分をカットします。



    目打ちから3ミリ幅で両サイドと下をカットします。



    表胴と背胴を合わせます。


     
    ここで何となく……、全体がキャメルで単調な感じで面白くないなぁと思い始めました。



    少し表情を付けるために、銀面を耐水ペーパー#600で削って表面を毛羽立たせます。



    近くで見るとこんな雰囲気になっています。
    この後、革より少し濃い茶色の染料で全体を染めます。



    その後、トコノールを塗って磨くと、表面に艶と色のムラができてアンティーク調になります。



    手縫いで仕上げていきます。



    ステッチの外側の余分な部分をカットします。
    この部分を後でカットすることで、コバの断面が綺麗に揃います。



    壁掛けにできるように、上部に穴を開けてハトメを付けます。
    少し大きめのサイズ#23のブラックニッケルにしました。




    全体がアンティーク調になったので、コバは綺麗すぎず少し抑えめの染料仕上げにしました。



    試作では絞りが浅くて、裏側から爪楊枝で押すようにして彫りを深くしたのですが、柔らかく薄い革を使うことでプレスのみで深い彫りを表現できました。



    一輪挿しは初めてのアイテムで、少し不安もありましたが、良い雰囲気に仕上げることができました。

    記事が長くなってきましたので、実際に花を添えた写真は「レザークラフトでアマビエチャレンジ 〜完成編〜」をご覧ください。

    今回、普段することのない貴重な体験をさせていただきました。

    この一輪挿しを製作するにあたって、菓子木型彫刻 京屋の田中さん、momokoさん、さんた屋さん、そしてこの記事をご覧頂いている皆様方、ありがとうございました。

     

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