フチ捻の線入れは一発勝負!! 元には戻りません

Marubayashiです。
いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

私が製作しているアイテムは、写真のように革の断面とステッチの間に飾りの線を1本入れています。

 


この線を入れる時に「フチ捻」という道具を使います。

 


アルコールランプで熱したフチ捻を革に当てると、焼きが入り綺麗な線を引くことができます。

 


フチ捻の角度や方向、力の入れ具合で失敗してしまったら……、

 


その上にもう一度線を入れても、失敗した線は焼きが入っているので、元に戻りません。

そうです。そのパーツは最初からやり直しです。

 


今では慣れた作業になっていますが、最初の頃はフチ捻で線を入れるたびに、フゥーっと緊張していたのを思い出します。

 


革の断面(コバ)をきれいに仕上げるのは、フチ捻で線を入れた後の作業になります。

フチ捻の熱によって、コバにザラつきが出てくるからです。

コバインクを先に塗ってしまった場合は、熱でインクが変形するおそれがあるので注意が必要です。

 


革は経年変化で濃くなる場合が多いので、コバインクの色は革の色より少し濃いめの色にしています。

一度作ったコバインクは、容器に保存しておくと次に使う時にすぐに使えるので便利です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


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是非参考にご覧ください。

 

   

 

 

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