Marubayashiです。
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写真の革は、コンパクトウォレットに使用しているイタリアンレザーの「マヤ」。
イタリアの有名なタンナー IL PONTE(イル・ポンテ社)の革です。
※タンナー:皮から革に加工する皮革製造業者
マヤは革の表面をスクラッチ加工(ヤスリのようなもので荒らした状態)がされています。
この荒れた表面の雰囲気が、他の革にはない特長です。
厳密には、革の部位によって名前が変わってきます。
繊維の詰まった肩の部分は「マヤ・ショルダー」、柔らかな腹の部分は「マヤ・ベリー」となります。
この記事に出てくるマヤは、すべて「マヤ・ショルダー」です。
革の表面は使い込むと、マットな風合いから艶のある深い色合いに経年変化が楽しめます。
経年変化の度合いは、使用頻度や環境によって変わってきます。
革の中までしっかりと染料が入っていますので、薄く漉いた床面(裏面)も表面と同じ色になっています。
同じダークブラウンでも、表面加工されていない革と比べると、アイテムに仕立てた時の雰囲気も変わってきます。
取り寄せたマヤショルダーの見本帳です。
ナチュラルや黄色の薄い色は、スクラッチ加工が少し分かりにくいですが、濃い色になるとマヤの雰囲気が出てきますね。
今はコンパクトウォレットのみに使用していますが、アイテムとの雰囲気が合えば使用してみたいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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