Marubayashiです。
いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
ティッシュペーパーのアイテムは、長い間ずっと自分の中で、ひとつの課題でもありました。
日常的に使うものだから、どうしても生活感が出てしまいがちな難しいアイテム。
ティッシュペーパーを覆うようなカバーはもう見慣れてるし、何度も頭の中でイメージして組み立てて見るものの、カジュアルで野暮ったいものしか出てきませんでした。
ティッシュカバー……、「カバー」だから発想も狭くなると思い、ティッシュを箱から出して少し発想を変えてみました。
そして、カタチになったのが、この「ティッシュペーパースタンド」です。
革に奥行きを見せるために、アンティーク調に染色しました。
革だけでは単調になりやすいので、、取っ手を金属にすることで素材の幅も広げました。
日常的に使うものなので、角を丸めて優しい雰囲気にしています。
インテリアとしても楽しめるようなデザインに仕上げました。
ティッシュペーパーの量によって天板の高さも上下するので、残量もひと目で分かります。
ティッシュペーパーの残量が少なくなると、天板も低くなり、見た目のフォルムも変化します。
どこかに、ウェットフォーミングの技法を取り入れたいなと思い、厚い革の芯材を入れた後、革を水で湿らせて柔らかくし、盛り上がるように仕立てました。
ステッチはアンティークを強調させるゴールドベージュ色で、すべて手縫いで仕上げています。
天板の裏面は、ティッシュペーパーの滑りをよくするために、トコノールでツルツルに磨いてます。
デザイン性と機能性の両方を楽しめるティッシュペーパースタンドの完成です。
そして、このティッシュペーパースタンドを「Japan Leather Award 2020」という革のコンテストに応募することにしました。
Japan Leather Award は「ジャパン×レザー」で世の中をもっと面白くしていきたいという想いのもと、レザーコンテストイベントにとどまらない総合的な「レザームーブメント」の場として、2008年から発信し続けています。
応募された作品は、10月2日㈮・3日㈯の両日に「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」にて一般公開されますので、興味のある方は、是非ご覧ください。
【※追記 2020.09.04】
応募作品の一般公開は、10月2日㈮、3日㈯の2日間でしたが、コロナ禍の影響により10月3日㈯の1日のみの公開になりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
レザークラフトで使用する道具や参考になる書籍などをAmazon内で紹介しています。
是非参考にご覧ください。
コメント