「ひょうごニューレザーコンテスト2022」を見に行ってきました

Marubayashiです。

いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

9月16日㈮に兵庫県姫路市で行われた「ひょうごニューレザーコンテスト2022」を見に行ってきました。

ひょうごニューレザーコンテストは、兵庫県内のタンナー(革加工業者)さんが、各部門テーマに応じて新しい革を企画して発表するものです。

9月15日㈭に審査が行われ、翌日16日㈮に一般公開されたものです。

 


展示会場はイーグレひめじ3階の「あいめっせ」、国宝の姫路城がよく見えます。

姫路に来るのは久しぶりで、以前に住んでいた町ということもあって、とても懐かしいです。

 


ここからは個人的に気になった革をA〜D部門別(展示順・敬称略)で紹介していきたいと思います。
※写真の撮影やブログへの掲載は、受付にて許可をいただきました。

 

A部門) 兵庫ニューレザー


㈱ニッタ[A-3]
表面の自然なシワが特徴的な馬革。
大きくて自然なシワがいい雰囲気を出しています。この革でトートバッグを作ってみたいです。



㈱ニッタ[A-5]●ひょうごフェア委員長賞
凹凸のある模様が特徴的な馬革。独特の雰囲気があります。



VL. ナカシマ㈱
[A-17]
表面を削ったような独特の雰囲気がするヌメ革。
ゴールドベージュの糸で仕立てると、アンティーク感ある良い仕上がりになりそうです。



アークレザージャパン㈱
[A-20]
ロウ引きした後、倉庫で熟成させた馬革。
ワイルドな雰囲気がすごく良い雰囲気で、バッグなど大きなアイテムで使用したい革だと思います。



オールマイティ[A-22]●特別賞 JES日本エコレザー賞
石臼からこぼれ落ちた新茶の茶葉を再利用して染められたカーフスキン。
かすかなグリーンが優しい雰囲気を出しています。



坂本商店
[A-26]
雄大な渓谷の急流や岩肌をイメージして作られた革で、表面は漆塗りの技術が施されています。
荒々しい表面が印象的で、さすが「姫路黒桟革」を作られている坂本商店さんの革だなと感じました。

 

B部門) 高度加工成牛革


ワールドラベル㈱ マスモト工場[B-6]
防水加工が施された革。表面に刻まれたシボの濃淡がとてもワイルドです。
雨などを気にせずに、アウトドア用品などにも使用できそうです。



寺一皮革
[B-7]
型押しのゴールドの華やかな革。あえてC級の革でどれだけ生地を隠せるか加工されたそうです。
ゴールドと他の色を組み合わせると、どちらの色も引き立てあってインパクトあるものが作れそうな気がします。



まるいち製革所
[B-10]
ヘビ柄のプリントと型押しで、パイソンレザーのような雰囲気が出ています。



まるいち製革所
[B-11]
オーストリッチの型押し部分がパステル色で可愛く染められています。
女性向けのバッグなどに使えそうです。



イサム製革
[B-12]
特徴ある型押しでアンティークな雰囲気に仕上げたヌメ革。
あまり見かけない模様の型押しなので、バッグなどの広い面積で使いたくなります。



高田製革所
[B-16]
焼印や虫による穴をそのまま生かした成牛革。
大きなシボと、ギラギラと光沢ある表面が印象的でした。



嶋田定製革所
[B-21]
こもれ陽をイメージして作られた革。
イメージどおり、キラキラと華やかなでした。型押しの模様も上品でした。



大圓製革産業
[B-30]●兵庫県知事賞
毛足のような表面が特徴的な革、モサモサした雰囲気が心地よいです。
革が柔らかくなったり、抜けた毛足の下地模様が見えたりと、経年変化をより楽しめる革。



西岡製革所
[B-32]
ちらっと見ただけでは分かりにくいですが、こまかなドットとハートの細かなパンチが特徴的です。
ちなみにこの革は「夜空に見える星々が、しのび逢う彼女にコツコツと打ってくる胸のトキメキを尻目に、今宵こそは彼女のハートで射止めよとハヤしている雰囲気」を出されたそうです。

 

C部門) 成牛革で我が社の一押し革


㈱ヒライコーポレーション[C-22]
革に新しい付加価値を付けるために開発された藍染めの革。
藍の深みある色合いがとても綺麗でした。



エルヴェ化成
[C-28]●経済産業省製造産業局長賞
白地に華やかなゴールドが重なって、とても綺麗な革でした。
小物からバッグなど幅広いアイテムで使えそうです。



西村皮革工業所
[C-37]
ヌバックのような雰囲気で、鮮やかなピンクの牛革。
心地よい手触りと、発色の良いピンクで気持ちも上向きになりそうです。

 

D部門) 高度加工 中小牛・馬・床革・その他革


アークレザージャパン㈱
[D-1]●姫路市長賞
紙をくしゃくしゃにした様な馬革。ロウ引きした後に絞り加工がされています。
バッグでこの雰囲気が出せたらインパクトがあると思います。



オールマイティ
[D-3]
野生の傷や虫食いなどを、そのまま生かしたイノシシの革。
顔料で下地を隠していないので、自然な仕上がりでした。



新敏製革所[D-10]●JES日本エコレザー賞
絞り染めの模様が特徴的な鹿革、梅の木苔の染料で染められています。



西村皮革工業所
[D-12]
硬くてザラザラとした手触りが印象的な床革。
ライトのカバーなどをイメージして作られたそうです。雑貨などで幅広く使えそうな気がします。



徳永剛三製革所
[D-13]
温かみあるソフトな手触りに仕上げた馬革。
やわらかな手触りと、鮮やかな赤の発色が印象的でした。

 

ひょうごニューレザーコンテスト2021受賞革を使った作品

昨年の「ひょうごニューレザーコンテスト2021」を受賞した革で作られた作品も展示されていました。




 

たつの市・姫路市の数あるタンナーさんの革を、一度にこれだけたくさん見られる機会は滅多にないので、貴重なイベントでした。

実際に会場で見られている方は、ほぼタンナーさんのように感じましたが、私のように革でモノを作る方や、革製品が好きの方にもお勧めだなと思います。

 


会場でのアンケート回答で、革製の持ち手カバーをいただきました。ありがとうございました。

かなり長文の記事になってしまいましたが、当日会場に行けなかった方にも雰囲気が味わえたのではないかと思います。

 


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

   

 

 

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