革を硬くする硬化剤 使い方のポイントは?

Marubayashiです。

いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

今回のブログの記事は、革の仕事で使用している「硬化剤」についてです。

※主に作り手さん向けの専門的な内容になりますので、興味のない方はスルーしてくださいね。

硬化剤ってなに?

私がいつも使用しているクラフト社製の硬化剤で説明していきたいと思います。

硬化剤は、文字どおり革を硬くするのに使用します。


どういう場合に使用しているかといいますと、革絞りで成型した革を硬くしたい時や、コースターなど少し固めに仕上げたい時などです。

 

※私が硬化剤を使用して製作したアイテムです。参考にして頂けたらと思います。



 

硬さに種類があります

硬化剤の主な成分は液状の樹脂で、ハードタイプとソフトタイプの2種類があります。

文字通り仕上がりの硬さに違いがありますが、使い方は両方とも同じです。

ハードタイプは本当にカチカチに硬くなりますので、革絞り以外で使用される場合はソフトタイプの方がよいと思います。

 

硬化剤の使い方

使い方は、刷毛で革の床面(裏側)に直接塗ります。

塗りすぎると銀面(表側)にまで染み込んで、その部分の色が変わってシミになります。

初めて使用する時は刷毛に付いている硬化剤の量に注意が必要です。慣れてくると感覚で分かるようになります。

 

硬化剤の量をコントロール


どうしても銀面までしみ出してしまう場合は、刷毛の毛の部分が多いために多くの硬化剤が付いてしまうのかもしれません。

面積の少ない刷毛に変えるか、思い切って毛を切ってしまいましょう。

 


ちなみに私がいつも使用している刷毛は、この写真に写っているタイプの刷毛です。

ホームセンターなどにも売っている一般的なもので、毛の幅が15mm、長さ2cmです。

もうひとつの対策としては、先に銀面を水で濡らしておく方法もあります。

水が先に染み込んでいるので、その場所は硬化剤が染み込みにくくなります。

 

硬化剤の硬さをコントロール

革の繊維に入った硬化剤は乾くと硬くなるので革自体も硬くなります。

一度塗りで硬さが不十分な場合は2度、3度と塗り重ねれば硬さは少しずつ増します。

ただし重ね塗りする場合は、完全に乾いてから塗ったほうが硬くなります。

使い終わった後の刷毛は水洗いで綺麗に洗い流しましょう。

 

SEIWA社の硬化剤


今回紹介したのはクラフト社の硬化剤ですが、同じようなものとしてSEIWA社のカタメールという硬化剤もあります。

イメージそのままのネーミング、分かりやすくていいですね。そのカタメールの成分はアルコール系天然樹脂です。

使い方や注意点はクラフト社の硬化剤とほとんど同じです。こちらは変性アルコールで薄めることができます。

カタメールも透明タイプと薄茶色タイプの2種類があり、薄茶色の方が硬く仕上がります。

 

使用上の注意

どの硬化剤も、革の厚さや繊維の具合によって染み込み方が違いますので、同じ革のはぎれで実験されるのがよいと思います。

かぶせの部分などの動く部分も硬化剤で硬くできますが、使っているうちに繊維が柔らかくなりますので、革もだんだんと柔らかくなる可能性があります。

 

まとめ

上記のことを簡単にまとめると、
・硬化剤は革の一部もしくは全体を硬くする時に使用
・実際に使用する前に、同じ革のはぎれなどで染み込み方を実験
・試し塗りをした革が乾いた時に硬さを確認
・使用する用途や硬くしたい度合いによってソフトとハードを使い分け
・薄い革は塗る量を減らして銀面への染み込みに注意

初めて使用する時はどうしても塗りすぎになってしまいますが、何度か使用しているうちに使い方の要領や、仕上がりの硬さなどが段々と分かってくると思います。

この記事を読まれている方は、革絞りに興味のある方、もしくは既にされている方が多いのではないかと思います。

特に革絞りに興味があり、これから始めようと思われる方は、この記事が良いタイミングだったかもしれません。

絞った革の形状を維持させるためにも参考にしていただけると嬉しいです。

 

硬化剤は下記のサイトでも購入できますので参考にしてみてください。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

   

 

 

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