ウェットフォーミング(革絞り)のレザートレイ【製作編】

Marubayashiです。
いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

豆型のレザートレイを、革絞りという技法で製作しました。

革絞りで使用する木型です。

 


絞る前に、革をぬるま湯にたっぷりと浸します。

繊維の奥までしっかりと水分が染みこむまで、10分程度浸します。

 


トレイの内側になる革を凸型に反って馴染ませていきます。

 


少し引っ張るような感じにするとうまくいきます。

 


全体的に凸型に馴染んだら、凹型を重ねます。

この時に、型からはみ出る革は切っておくと作業がしやすいです。

 


底面になる革も同時に絞りますので、先程の凹型を取り外します。

 


内側の革の上に底面の革を重ねて、同じ要領で凸型に反って馴染ませていきます。

 


型に馴染んだら、凹型を重ねます。同様にはみ出た革を切っておきます。

 


クランプでしっかりと圧着します。日陰でしっかりと乾くまで乾燥させます。

冬場は気温が低いので、2日程そのままの状態にしておきます。

 

乾燥したら、クランプを外します。


※クリックすると、新しいウィンドウでYouTubeが開きます。

しっかりと絞ることができました。動画で見ていただくと、雰囲気がよく分かると思います。

革絞りの技法で一番嬉しいのは、この瞬間かもしれません。思わずニヤリとしてしまいます。

 


絞るだけでも革は少し硬くなりますが、強く押さえるとへこんでしまうので、裏面に硬化剤を塗って硬くします。

硬化剤は二度塗りで更に硬くします。

 

—— ここから写真がありませんが、想像しながら読んでみてください。

硬化剤が乾いたら、白ボンドを縫って上面と底面を接着させます。

ゴムのりでも接着はできますが、白ボンドの方が乾燥した時に硬くなるのと、接着時にズレても移動させることができるからです。

 

白ボンドを乾燥させる時は、もう一度木枠に戻してクランプで挟みます。

そのまま乾燥させると、革の繊維の影響で歪みが出やすいからです。

 

乾燥したら周辺を切り取って縫い合わせます。

捻を入れて、コバを整えれば完成です。

 

文章が長くなってきましたので、完成した記事「完成編」は下記からご覧ください。

 

【追記】
※硬化剤の使用方法については、後に詳しくブログで書きましたので、そちらをご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


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是非参考にご覧ください。

 

   

 

 

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