Marubayashiです。
いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
何か新しい雰囲気の一輪挿しを作りたいなと以前から思っていて、頭の中で作って壊しの繰り返しでした。
色は最初から白をイメージしていました。
白は清らかな静のイメージだけど、しっかりと躍動感もあって、内に秘めたエネルギーのようなものが表現できたらと思い、ようやく形にすることができました。
参考までに作り方をブログに載せておきます。
あらかじめ、一輪挿し用の木型で革を絞っておきます。
写真では分かりにくいですが、高さは30mmあります。
先程絞った革の上にもう1枚、白い革を絞り重ねます。
革の薄さは0.8mm程ですが、それを更にランダムに細い幅で薄く漉きます。
薄く漉いた白い革は、水でぬらしてシワを付けます。
紙を丸めるように、しっかり固めて小さくします。
広げると良い感じにシワが付きました。
木型にセットして、しばらく乾かします。
白い革は、表面に薄く顔料が付いていますので、革絞りにはあまりむかないのですが、ここまで絞れれば十分です。
白い革が乾いて木型を取り外したところです。
木型にセットした時点で革が伸びてシワが薄くなり、凹凸感がなくなってしまいまいした。
もっと立体的に凸凹した雰囲気を出したいので、グルーガンでランダムに凹凸を付けます。
どちらの革も接着剤のダイアボンドを塗っておきます。
2枚の革を重ねたところです。
凹凸がしっかりと出て良い感じになりました。
一輪挿しの容器(試験管)を入れる部分に切り込みを入れます。
切った断面も、凹凸にあわせてランダムな厚みになっています。
断面は表面を整えて、エッジペイント(顔料)を塗っておきます。
背の部分の革を縫い付けて、不要な部分をカットします。
※作業に集中してしまって工程が一気に飛んでます。ごめんなさい。
壁掛け用のハトメ(リング)を付けて完成です。
ハトメは、最初は金属でも良いかなと思っていたのですが、ニッケル、真鍮、ブラックニッケル、アンティーク…、どれを合わせても違和感が出るので、革で包むことにしました。
容器(試験管)を入れたところです。
裏山に咲く八重桜を生けてみました。
ピンクと緑に白がよく似合います。
今回の一輪挿し、今までとは少し違った方法で新しい形となり、ブログでこのように発信することができて、私も嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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是非参考にご覧ください。
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