漆が塗られた革「姫路黒桟革」

Marubayashiです。
いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

今回のブログは、漆が塗られた革「姫路黒桟革(ひめじくろざんがわ)」という革についてです。

「姫路黒桟革」を生産されているのは、兵庫県姫路市にある坂本商店さん。

まずはじめに、「姫路黒桟革」とはどんな革なのか。

製造元である坂本商店さんのホームページには、次のように記されています。

姫路黒桟革とは、天然皮革の魅力を引き出す「なめしの技術」と、「皮革の吟面の美しさを活かした厳しい塗りの技術」、2つの技術からなされる芸術品です。

 


姫路黒桟革は、甲冑などにも使用されており、その歴史的背景と独特な素材のイメージから「THE 日本の革」をコンセプトにされています。

また、化学薬品を極力使わずに、環境に優しいなめし技法で、人と自然に優しい革「エコレザー」にも認定されています。

 


黒毛和牛の原皮を使用されており、なめしから仕上げまで全てを自社で製造されています。

 


革の表面にシボ(小さなシワ)がありますが、そのシボに漆が手作業で塗られています。

何層にも塗り重ねられた漆によって、革の表面に光沢ができ、黒という色の深さが更に増しています。

 


床面(裏側)は黒色で、中まで染料が入った「芯通し」になっています。

触った感触としては、薄いのにハリがあり、ツルツルとした手触りがします。

見る角度によって、漆の表面に光が当たってキラキラと輝くのも特徴のひとつです。

価格は非常に高価で、約270DSで70,000円〜98,000円となっています。
※DS=10cm×10cm

 

「姫路黒桟革」についての詳細は、坂本商店さんのホームページをご覧ください。

 

「姫路黒桟革」は下記のショップにてご購入できます

レザークラフト フェニックス
大阪難波にあるレザークラフト材料店のネットショップです。革素材をはじめ、道具や金具、染料や関連書籍などを取り扱っており、小売、卸売の設定もあり、初心者の方からプロの方まで対応しています。

 

「日本エコレザー」についての詳細は、NPO法人 日本皮革技術協会のホームページをご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


レザークラフトで使用する道具や参考になる書籍などをAmazon内で紹介しています。
是非参考にご覧ください。

 

   

 

 

コメント

コメントする

目次